画面を表示させる

Windowsのパソコンは、見た目で直感的に操作できるGUI(Graphical User Interface)を重視しています。操作の煩雑さが少ないので、パソコンに詳しくない人も操作しやすいのが特徴です。 一方で、コマンドだけでパソコンを操作するものをCUI(Command User In…

threading と multiprocessing

パソコンには cpu と呼ばれる計算装置が入っています。そのcpuにはコアが複数個入っています。4コアとか8コアという言葉は、この計算装置の数を表しています。 通常、何か処理をさせるプログラムを書いて実行させたとき、どれか空いている1つのコアを用いて…

glob

glob は linuxコマンドの ls とよく似ています。ディレクトリに存在するファイルをリストに格納します。 ファイルの指定は ls で打つときと同様、絶対ディレクトリでも相対ディレクトリでも可能ですし、ワイルドカードも使えます。 os.system(" ls *txt ") …

random

random は乱数を扱うことができるモジュールです。ゲームを作る時や何かシミュレーションさせようと思った時には必須です。 random モジュールはシード値固定ではないので、実行させる度に数が変わります。 ① random.random() 乱数の基本の関数。0から1まで…

sys

sys というモジュールもとても重要です。よく使うのは2つだけです。 ① sys.argv[ N ] sys.argv は、実行時の引数を扱うことができる関数です。C言語など、Python以外でも "argv" というのが引数を意味します。 sys.argv は端末で実行させる時に打ち込んだ内…

os

Pythonの標準モジュールをいくつか見ていきます。「標準」というのは、Pythonに付属されているから誰でもすぐに使える、という意味です。 今回は os というモジュールを見てみましょう。os はその名の通り、パソコンのOSを制御するようなモジュールです。 ① …

重複要素を除く

sort / sorted と reverse / reversed で、リストの要素の順番を並び替える方法を見てきました。 今度は、要素の重複を上手く除く方法を考えてみましょう。 まずは自力で書いてみます。 これまでの知識だけで書くならば、例えば次のよう。 この例では、Bとい…

sort / sorted

Pythonでリストの要素の並び順を整理したいと思うことがあります。これには sort もしくは sorted を使います。 sort は元のリスト自体を書き換えてしまうの破壊的な処理をするのに対して、sorted は元のリストは保存します。並び変わる順は基本的には「小さ…

reverse / reversed

Pythonのリストの順番を逆にしたい時には、reverse または reversed を使います。 両者の大きな違いは元のリストを保存するかどうかです。reverse は元のリスト自体を変更する破壊的な処理をするが、reversed は元のリストは保存する、ということだけ覚えて…

index

Pythonのリストで、ある特定の値や文字を持つ要素がリストの何番目に存在するかを知りたい場合があります。これには index を使って次のように書くことができます。 これを少しだけ応用してみます。 数字を要素に持つリストのうち、最大値を持つ要素はリスト…

内包表記

Pythonのリストの書き方に内包表記というものがあります。まず書き方を覚えてください。 [ 要素 for i in (リスト) ] というように書きます。もしif文を挟ませたかったら [ 要素 for i in (リスト) if (条件) ] このように最後にif条件文を記します。 elseや…

append と extend と insert

今回からはPythonのリストの扱い方を学びます。 リストに要素を追加する方法は大きく3つあるので、それを整理します。 最も基本的な方法は append です。 append はリストの最後に1つの要素を追加します。 追加する要素は整数、少数、文字、リスト、ディクシ…

continue と break

for文やwhile文のループにおいて、 ・あるループの処理の途中だが次のループに移りたい ・とにかくループ処理(for/while)を終わりたい といったことがよくあります。それぞれ、continue と break を使うことで解決できます。 ここで例題を出してみましょう…

while True

まず、for文とwhile文の違いはお分かりでしょうか? どちらもループさせる関数であることは共通ですが、決定的に違う点があります。それは繰り返し回数が決まっているかどうか、です。for文では、例えば for i in A であれば、リストAの要素の数だけループを…

zip

前回紹介した enumerate という関数に続き、もう一つ zip という関数を紹介します。zipは複数のリストの要素を変数として扱えることができる関数です。 この書き方で、1回目のループでは aには"aaa"、bには111、次のループでは""bbb"と222が入っており、同時…

enumerate

pythonでfor文を回すときに、リストの要素だけでなくインデックスも同時に変数として回すことができるenumerateという関数を紹介します。 for i in A という形で回す場合、変数はリストの要素だけです。 だからインデックスも扱うためには別の変数を用意して…

rangeの初期値・終値・ステップ数の指定

前回の記事で、for i in range(A) という書き方を扱いました。 例えば range(5) と書くと、これは [0,1,2,3,4] のことでしたね。0からではなく1から始まるリストや、ステップ数が2のリストなどを作りたい場合には、range関数に引数を加えてやれば良いです。…

for i in range(A) と for i in A

Pythonでのfor文の書き方は大きく2つあります。 ① for i in range(A) ② for i in A ① for i in range(A) の方は、例えばA=10なら「10回繰り返す」ということを意味します。 ですから次のスクリプトでは print i の結果が10回表示されます。 (念のため補足で…

Python : 初心者レベルを脱した人が実用レベルで使えるようになるための覚え書き

Pythonの基礎の基礎はできていることを想定しています。 隅から隅までカバーするのではなく、実用性が高いと思ったもののみ掲載。 もくじ ※2016/11/01〜 順に書いていきます。 【for文とwhile文】 ・for i in range(A) と for i in A・・・区別できています…