append と extend と insert

今回からはPythonのリストの扱い方を学びます。
リストに要素を追加する方法は大きく3つあるので、それを整理します。


最も基本的な方法は append です。
append はリストの最後に1つの要素を追加します。
追加する要素は整数、少数、文字、リスト、ディクショナリーなど何でもいけます(たぶん)。
シンプルながら、これ1つ使えれば十分です。

続いて、extend。
extend はリストの最後に(1つではなく)複数の要素を追加します。
注意点として、引数にはリストを渡してやりますが、追加されるのはリストそのものではなく、リスト内の各要素となります。

そして insert 。
insert はリストの任意の位置に、1つの要素を追加・挿入します。
引数の1つ目にどこに挿入するか、2つ目に何を挿入するかを記します。


まとめとしてサンプルスクリプトを見てみましょう。

(4行目) appendで、リストAの末尾にリストBという1つの要素を追加しています。
(7行目) extendで、リストAの末尾にリストBの要素2つを順に追加しています。
(10行目) insertで、リストAの2番目にリストBという1つの要素を挿入しています。


最後に、これら3つの方法は破壊的メソッドと言い、元のリストを書き換えてしまいます。元のリストを残しておきたい時には、同じ要素を持った別のリストを作ってから実行させましょう。
まあ、追加した要素を消せば元には戻りますが、怖いので。


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